わたしはあなたにはなれないし

あなたもわたしにはなれない

他人だけどわかることもあれば

わからないことの方が多くて

その度に打ちのめされたような気持ちになる

感受性のうねりに巻き込んで

救われない手のひらを

ただぎゅっと握りしめるだけなのだ

もう会えないあなたに

わたしは何をしてあげられるだろう

こんなにも美しい気持ちを

誰に向けたらいいんだろう